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『 海潮音 』(かいちょうおん)は、 上田敏 が 1905年 ( 明治 38年)10月、 本郷書院 から出版した、おもに ヨーロッパ の詩人の詩の訳詩集。 日本 に初めて 象徴派 の詩を紹介した。 次第に広く読まれ、 カール・ブッセ の『山のあなたの空遠く 「幸」住むと人のいふ……』や ヴェルレーヌ の『秋の日の ヴィオロンの ためいきの……』などは、今なお愛誦されている。 概要. 『海潮音』は、29人の詩人の57篇の訳詞をまとめている。 ときに上田敏は32歳、 東大 の講師だった。 イタリア語 ・ プロヴァンス語 の詩は、英訳からの重訳という。
概要. 詩 、 短歌 及び 俳句 (詩歌句)および 随筆 のそれぞれの魅力を結集し、伝えるための文芸講座及びイベント等の企画運営を通じて、新たな詩歌の潮流を提示し、詩歌文芸の発展に寄与することを目的とする。 日本詩歌句大賞・日本詩歌句協会賞. 第1回(2005年度) 詩部門 関富士子 『植物地誌』(七月堂) 短歌部門 桜井健司 『融風区域』(ながらみ書房) 俳句部門 金子皆子 『花恋』(角川書店)・ 大石悦子 『耶々』(富士見書房) 第2回(2006年度) 詩部門 黒岩隆 『海の領分』(書肆山田) 短歌部門 鈴木英子『油月』(邑書林) 俳句部門 有馬朗人 『不稀』(角川書店)・ 倉橋羊村 『打坐』(角川書店) 第3回(2007年度) 俳句部門 山田弘子 『残心』・ 高橋睦郎 『遊行』
多くの地域で非常に古い起源を持つ。 多くは 韻文 で一定の形式とリズムを持つが、例外もある。 一定の形式に凝縮して言葉を収め、また効果的に感動・叙情・ビジョンなどを表すための表現上の工夫( 修辞技法 )が多く見られる。 詩は独立したものとして書かれる場合も、詩劇・ 聖歌 ・ 歌詞 ・ 散文詩 などに見られるように他の芸術表現と結び付いた形で書かれる場合もある。 英語 の poetry や poem 、 フランス語 の poésie や poème などの語は、「作ること」を意味する ギリシア語 ποίησις ( poiesis )に由来し、技術を以て作り出された言葉を意味した [1] 。
新体詩 (しんたいし)は、 明治時代 に 西洋詩 の影響を受けて、それまでの 日本 の 和歌 ・ 俳句 などの 定型詩 や 漢詩 から新しい詩型を目指した 詩 作品。 新詩 。 1882年(明治15年)に刊行された『 新体詩抄 』( 矢田部良吉 、 外山正一 、 井上哲次郎 )で広く知られ、 詩人 としての 北村透谷 、 島崎藤村 らを生んだ。 歴史と作品. 新体詩抄. 幕末 に維新の 志士 が 都々逸 などの俗謡に倣い自由な詩を作っており、明治初期には西洋の詩が漢詩の形式で和訳され、 中村敬宇 『嶽南集』(1870年)では オリヴァー・ゴールドスミス 「僻村牧師歌」、 ロングフェロー 「打鉄匠歌」などを、 末松謙澄 が シェリー 「雲雀の詩」を訳出している。
概要. 康永 3年(1344年)10月、光厳院がかねてより 室町幕府 に申し入れていた勅撰集編纂の沙汰が、室町幕府より公式に奏上され、康永4年(1345年)4月10日に、光厳院親撰・花園院監修にて撰集作業が開始された。 貞和 2年(1346年)11月9日、花園院の健康的不安により、完成前に竟宴が催された。 貞和5年( 1349年 )秋ごろ完成したと見られる。 名付けて『風雅和歌集』。 王道が正しく行われている時の和歌を集成した歌集という意味が込められている。 『風雅和歌集』は、京極派歌風を採った歌集であり、『 玉葉和歌集 』を継承しつつ、その歌境をさらに深め、京極派和歌の集大成と評価されているが、観応の擾乱以降京極派歌壇が壊滅したことで長らく異端の歌集として冷遇されていた。
概要. 現象学 ・ 実存主義 に影響を受けた 哲学 的な内容、性や暴力など近代詩が扱わなかったタブーへの切り込み、日常とかけ離れた特異な言葉遣いによる異化作用、などが特徴的である。 欧米では ウィリアム・バトラー・イェイツ や T・S・エリオット らによって創始され、日本では 第二次世界大戦 以後、盛んになった。 その先駆としては、 川路柳虹 の「塵溜」が例示されることが多い。 詩誌『 荒地 』を中心に集まった 鮎川信夫 と 田村隆一 のほかに、 谷川俊太郎 、 吉岡実 、 大岡信 、 吉増剛造 などが有名である。 各詩人によって、作風が大きく異なり、共通するものが少ない「分散性」が現代詩の一つの特徴だが、あえて共通要素をとりだすとしたら、私的性が強いことが挙げられる。
詩人会議 (しじんかいぎ)は、 1962年 に発足した「 詩の創造と普及を軸にすえた民主的な詩運動 」を標榜する 詩人 集団である。 月刊詩誌『 詩人会議 』を刊行するほか、全国各地に40以上の詩人会議グループを擁し、それぞれのグループ誌を展開、朗読会その他のイベントを行なっている。 毎年、すぐれた詩集(もしくは評論集」)に与えられる 壺井繁治賞 及び公募による新人賞(詩、評論部門)を設営している。 沿革. 1962年7月、 壺井繁治 、 坂井徳三 、 大島博光 、 門倉詇 、 浅尾忠男 、 赤木三郎 の発起人により<「詩人会議」発刊の主旨>を発表。