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2014年9月1日 · 2014年8月29日難治性のネフローゼ症候群 (頻回再発型あるいはステロイド依存性を示す場合)にリツキシマブ（リツキサン®）が保険適応となりました。 当科では2008年より難治性ネフローゼ症候群、ステロイド依存性ネフローゼ症候群および頻回再発型ネフローゼ症候群の患者さんに、倫理委員会承認の上、同意を頂き、臨床研究（UMIN000005231）を行ってまいりました。 従来の治療法で難渋されている患者さんにリツキシマブはきわめて有効性を示しております。 当科で行っている方法はリツキシマブ500㎎を6ヶ月おきに4回（2年間）投与する方法です。 効果が持続し副作用の軽減がはかれると考えております。 多くの方が2年間再発を抑えられるだけでなく、ステロイド、免疫抑制薬の減量・中止が可能です。
副作用は？ 骨髄抑制（白血球、貧血、血小板減少）、感染症、間質性肺炎、急性腎不全、肝障害、消化性潰瘍などを認めることがあります。 注意点は？ 血中濃度の測定. 腎臓から排泄されるため、特に腎機能が低下している場合は血中濃度を測定し投与量を調整します。 内服方法. 最近は1日量を朝1回内服するのがいいといわれています。 白血球数. もともと白血球数が少ない場合には注意が必要です。
おしらせ 2023/10/04： カフェすまいる開催のお知らせ カフェすまいるは、患者さんやご家族の交流の場です。 詳細はがんセンターのHPをご覧ください。 2023/07/21： 再開しました 新しい図書が入りました。 ご利用案内 場 所 総合外来センター1階 利用時間
1. アミノグリコシド系抗生物質. 急性腎不全の原因となる急性尿細管壊死を起こします。 薬の量に依存するので、腎機能に合わせた投与量に調整してもらうことが大切です。 最近は、抗生物質も多様化しているので、腎機能障害のある場合には使わなくなっています。 2. βラクタム系（ペニシリン系）抗生物質. アレルギー性の急性尿細管間質性腎炎を起こします。 薬の量ではなく、アレルギーで起こります。 発熱、発疹、関節痛などの全身症状を伴います。 非ステロイド系抗炎症薬（NSAIDs） 急性尿細管壊死、アレルギー性の急性尿細管間質性腎炎ともに起こします。 また、特殊ですが、「NSAIDs腎症」といって急性腎不全とネフローゼ症候群（微小変化）を起こすことがあります。
東京女子医科大学病院 腎臓内科では「患者さんを中心に考える」を診療のポリシーとしています。腎臓病は短期決戦ではなく、長期に病気と戦う患者さんと寄り添っていくことになります。病気だけをみて診療することなく、患者さんの気持ちや社会生活などを尊重して治療することを ...
TAE・TACE. 肝動脈塞栓療法とは. 肝動脈塞栓療法(TAE)及び肝動脈化学塞栓療法(TACE)は、がん細胞(腫瘍)に酸素や栄養を提供している肝動脈を塞いで、選択的に肝細胞がんを壊死させる方法です。 TAEの特徴. 肝臓は肝動脈と門脈という2つの血管から栄養されています。 正常な肝細胞は門脈から、肝細胞がんは肝動脈から主に栄養を受けているため、肝動脈のみを塞栓すれば癌のみを壊死させ、最小限のダメージですみます。 検査の流れ. 動脈からカテーテルという細い管を差込み、そこから塞栓物質(ゼラチンスポンジ、ビーズ)を注入し、動脈を詰まらせます。 ゼラチンスポンジは2週間程度でなくなります。 検査後の注意点. 副作用として腹痛、吐き気、発熱、食欲不振等があります。
1）K-ras遺伝子検査. 対象薬剤：パニツムマブ、セツキシマブ. 対象となるがん：大腸がん（結腸がん、直腸がん） 2）UGT1A1遺伝子検査. 対象薬剤：イリノテカン. 対象となるがん： 肺がん、大腸がん、胃がん、子宮頸がん、卵巣がん、乳がん、精巣腫瘍. 上記の1）、2）は健康保険の適応となる検査です（1割負担で2,000円）。
