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当院では、やむを得ず疾病禁忌薬を使用する場合や、未承認薬や適応外医薬品を使用する場合(臨床研究を含む)には、未承認・禁忌・適応外医薬品等評価委員会に申請し、使用の許可を得る必要があります。
腎デナベーション(除神経)治療とは. 高血圧は成人のうち推定30~40%が罹患し、本邦では患者数が約4,000万人に昇ると言われています。. 多くの薬剤が使用できる状況ではありますが、血圧コントロールによりガイドライン目標値を達成している患者様の ...
- 1. はじめに
- 2. 補助人工心臓による治療
- 3. エバハートの特徴
- 4. 前臨床治験及び臨床治験計画
- 5. 治験の対象患者さん
- 6.おわりに
心不全は心臓の収縮力が低下し、全身の臓器に必要な血液を充分拍出できない疾患で、日本人の死因の第2位を占めています。心不全の治療は、利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)、ベータ遮断薬、強心剤(カテコラミン・ジギタリス)等の薬物治療が行われます。しかし静注カテコラミン依存のNYHA IVの重症慢性心不全の場合、6ヶ月時点での死亡率は60~80%と極めて予後不良です ※。 かかる末期重症心不全症は心臓移植の適応となりますが、世界的にも脳死下の臓器提供数は非常に限られています。そのため補助人工心臓を用いた長期循環補助療法が、心臓移植または自己心回復後離脱までのブリッジ使用を中心に使用されてきました。 文献 ※ Stevenson LW: C...
世界的に多く使用されてきた植込み型補助人工心臓は、ノバコア(ワールドハート社)とハートメイト(ソラテック社)の2機種で、いずれも2つの生体弁とポリウレタンの血液サックを持つ拍動型ポンプです。 米国においてハートメイトを用いた心臓移植へのブリッジを前提としない最終治療手段としての治験の結果、植込み後1年時において、生存率は25%(薬物治療群)から52%へと大幅に改善しました ※。この成果を基に本治療法は米国食品医薬品局(FDA)の承認及び保険適応を受け、重症心不全治療は新時代を迎えました。しかしこの治験において装置の限界も明らかになりました。装置治療群において術後感染症、装置故障、血栓塞栓症等の合併症等で失い、2年以上長期になると薬物治療群との差が少なくなってしまったのです。そこでより高性能、...
エバハートシステムは、体内に植え込まれる遠心ポンプ(420g)と、体外の携帯コントローラ(A4サイズ)からなります(図1)。遠心ポンプは直径 40mmの羽根車をモータにより毎分約2000回転で駆動し、発生する遠心力により、血液を左室心尖部より吸引し人工血管を介して上行大動脈へ駆出します。
米国における前臨床試験では、18台の循環シュミレータを用いた1年間の長期耐久性試験において故障無く、動物実験では溶血やポンプ内血栓が無く10例以上の良好な長期慢性動物実験結果が得られました。様々な生物学的安全性試験・機械的安全性試験・電気的安全性試験も全てクリアしました。臨床治験は国際ハーモナイゼーションを想定し、日米ほぼ共通の治験プロトコールが制定され、本邦で先行して臨床治験が開始されました。まず2施設(東京女子医科大学・国立循環器病センター)で計3症例のパイロット治験を行い、1年生存率100%の良好な結果を得ました。 これらの結果は外部委員で構成された効果安全性評価委員会で検討され、治験第2相の多施設本治験に移行することが決定されました。今回は、4施設(上記に加え大阪大学、埼玉医科大学)...
拡張型心筋症や虚血性心筋症等で、死亡の危険が高い下記に該当する患者さんが対象となります。 (1) 不可逆性の末期重症心不全患者で、心臓移植の適応があると判定される患者さん (2) スクリーニング時の年齢が20歳以上60歳未満の患者さん (3) ACE阻害薬・ARB・利尿薬・β遮断薬等の内科的治療を試みたにもかかわらず回復しない心不全で、現在強心薬(カテコラミン)の持続点滴を受けている患者さん (4) NYHA心機能分類でクラスⅣに該当する患者さん (5) 左心房圧(LAP)または肺動脈楔入圧(PCWP)≧20mmHgで、かつ、収縮期血圧が≦80mmHg または心係数(CI)が≦2.2 l/min/m2の患者さん (6) インフォームド・コンセントが可能で、同意書に本人及びその家族の署名が可能...
欧米において次世代型補助人工心臓が末期重症心不全症に応用され、一つの有力な治療手段として確立されつつあります。本邦においても次世代型補助人工心臓の臨床治験が開始されました。心臓移植の提供者が極めて限られ長期補助を余儀なくされる本邦においてこそ、退院可能で自宅療養を前提としたQOLの高い優れた植込み型補助人工心臓がその真価を発揮するものと期待されます。 *エバハート治験に関するお問い合わせは、東京女子医科大学 心臓血管外科 山嵜 健二(やまざき けんじ)、斎藤 聡 (さいとう さとし)まで。
未承認 ・禁忌・適応外 等医薬品の評価 連絡先 〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1 Phone:代表03-3353-8111 関連リンク 東京女子医科大学 東京女子医科大学病院 ...
倫理委員会承認研究課題 (課題名をクリックすると情報公開用文書PDFが開きます). 1.. 【承認番号3396R】. 「法医解剖例における頭部外傷の受傷機転と頭蓋内損傷の重傷度の関係の解析」. 研究期間:平成27年4月23日~令和7年3月31日. 2.. 【承認番号3421R ...
(1)審査結果一覧 ・平成21年度 ・平成22年度 ・平成23年度 ・平成24年度 ・平成25年度 ・平成26年度 ・平成27年度 ・平成28 ...
レジメン審査室では、東京女子医科大学病院の各診療科から申請されたがん化学療法レジメンを医学的および科学的観点から審査しています。 その目的は、レジメンの妥当性および安全性を確保し、がん患者さんに最善の化学療法を提供することです。 レジメンとは? レジメンとは、端的に言うと抗がん薬の投与計画書です。 どのような種類のがんに、どのくらいの量を、どのような経路で投与するか、投与時間(速度)や投与スケジュール(総コース数など)抗がん薬の減量および中止基準、想定される副作用に対する対処法などが詳細に記載されたものです。 レジメンはなぜ必要? レジメンを作成する最大の目的は安全かつ最善ながん化学療法を実施することです。 抗がん薬は一回の投与量、投与方法、投与間隔などが厳密に規定されています。