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スラブ軌道 (スラブきどう)は、 鉄道 の 線路 あるいは 軌道 に使われる 道床 の一種。 新幹線 、 高架 線路などに多く採用されている。 レール固定に敷き固めた 砕石 ではなく、 コンクリート など連続的な 固体 を用いる点が特徴である。 概要. 旧来の バラスト軌道 では路盤上に 砕石 による道床を設け 枕木 ・ レール を敷設する。 これに対し、スラブ軌道は コンクリート 路盤上に 軌道スラブ と呼ばれるコンクリート製の板を設置し、その上にレールを敷く構造である。 コンクリートによる軌道構造であることから、 軌道 狂いが発生しにくい 省力化軌道 の一つである。
概要. 無限軌道は 18世紀 後半から 19世紀 にかけて発案されてきたが、実用的なものは 20世紀 初頭に重量のかさむ 蒸気機関 を用いた トラクションエンジン の走行部として開発された。 さらに2度の 世界大戦 で 戦車 などの 軍用装軌車両 の実用化と主流化を経て発達した技術である。 他にも不整地走破能力を要求される 農業機械 、 建設機械 、 雪上車 などで用いられている。 日本語の「無限軌道」の言葉の意味は、 軌道 ( 鉄道 での レール )を転輪に巻きつけることで、無限に状態のよいレール上を走れる機構という意味である。 工事現場や 農地 、 砂漠 などの不整地( オフロード )や 雪 上などでは、通常の車輪では凹凸に阻まれたり重量で地面にめり込んだりして走行が困難である。
概要. 鉄道の 線路 には、 レール ・ 枕木 を バラスト(砕石) を用いた 道床 により支える バラスト軌道 が旧来から用いられてきた。 バラスト軌道は、軌道に適度な弾性を与え、地盤が沈下したときに補正が行いやすい利点を有している。 その一方で、走行する車両の 振動 によりバラストが摩耗して空隙が徐々に埋まり、道床の見かけ上の体積が減少する。 これは軌道の沈下、すなわち「軌道狂い」を生じやすいことを意味する。 したがってバラスト軌道は、定期的に軌道狂いを調整したり、過度に摩耗したバラストは交換を要するなど、その維持のためには保守作業が必要という欠点がある。 この定期的な保守作業を軽減するため、省力化軌道として開発されたのが直結軌道である。
この項目では、鉄道の構造物について説明しています。 軌道事業については「 軌道法 」をご覧ください。 軌道 (きどう)とは、 レール 、レール締結装置、 枕木 、 道床 など、道床から上の「 列車 が通る道」の構造物の総称を指す。 日本では、特に 路面電車 の軌道を指すことがある( 軌道法 に由来し、道路を自動車と共有する 併用軌道 を有する。 鉄道事業法 による 鉄道 と区別する意味がある)。 分類[編集] 軌道には道床の構造によりいくつかの種類がある。 バラスト軌道 - 砕石や砂利を一定の厚さに敷き詰めた構造の軌道。 直結軌道 - コンクリート製の道床を用いた軌道。 保守作業が少なく、長大トンネル・高架橋・地下鉄などに採用されている。
ローカルな用法. 脚注. 参考文献. 関連項目. 標準軌 (ひょうじゅんき、スタンダードゲージ、 英語: standard gauge )は、 鉄道 線路 の 軌間 、すなわち レール 頭頂部の内側の間隔が1435 ミリメートル (4 フィート 8 1⁄2 インチ [注釈 1] )であるものを指す。 ただし軌間の多少の差異は実用上あまり問題にならないため、 レールウェイ・ガゼット・インターナショナル の統計では軌間1432 mmから1445 mmを標準軌としている [1] 。 ヨーロッパ 、 北アメリカ 、 東アジア を中心に、世界で最も普及している軌間であり、 20世紀 末の時点では全世界の鉄道の約6割 [注釈 2] が標準軌である [2] 。
定義. 軌間の正確な定義には、レールの頭部上面から一定の長さだけ下がった位置での左右のレール内側面の距離とするものと、上面から一定の範囲内でのレール内面の最短距離とするものがあり、国や地域などによって若干の差異がある [3] 。 日本 - レール上面から鉛直方向に16 mm以内の最短内面距離 [1] 。 アメリカ合衆国 (アメリカ鉄道技術協会) - レール上面から15.875 mm(5/8インチ)下がった位置での内面距離 [3] 。 スペイン - レール上面から14.5 mm (±5 mm)下の位置での内面距離 [4] 。 19世紀 後半の フランス と イタリア では、レール中心の間隔を基準として定めていた。 この場合軌間はレールの幅によって変わってしまうことになる [5] [6] 。
概要. 砂箱と砂撒き装置。 車体下部の砂箱から車輪の手前にパイプが伸びている。 鉄道の創始以来、現代に至るまで使用されている装置で、 蒸気機関車 をはじめとして少数の動軸に大出力をあたえる 機関車 にはたいてい装備されている。 動力分散式の 電車 や 気動車 は、動軸1軸あたりの出力はさほど大きくないため、装備される例は少ないが、急勾配区間を少数の動力車で通過するなど、運転される線区の条件によってはこれを装備しているものがある。 装置自体は、極めて単純で、蒸気機関車の ボイラー や ランボード 上の高所もしくは 台車 や車体に設けた砂箱に乾燥させた砂を入れ、 パイプ によって動輪付近のレール上に 重力 によって落下させる仕組みである。